先日12月10日は、私と夫、42回目の結婚記念日でした。
結婚記念日を祝うようなことをしてこなかったので、この日も「結婚記念日ですね」と普通の食事をしながら確認しただけで、互いに「どうも、ご苦労様です」と言い合って、終わり。
ケンカしたことはなくて、多分互いに「自分が我慢して合わせてきた」と思っているのかも。
とは言え、最近私は、「今まで黙ってきたけれど、これからは言わせてもらいますね」と、夫に度々苦言を呈す。
例えば、同じ話を繰り返し話す夫に、これまでは聞いていれば済むと、話が通り過ぎて行くのを黙って待っていたけれど、近年は「その話は40年聞き続けている話です。」と伝える。
信じられないことに「え?もう話したっけ?」などと夫。
「耳にタコどころではありませんよ。」と私。
「そうだった?・・・。」と夫。
或いは、クイズ好きの夫。
毎朝、新聞を広げて読みながら、不意にクイズが始まる。
「今年の子どもの名前ランキング男子の一位は何でしょう?」とか
「鳥取県はカレー消費量日本一、その消費量とは?」とか
新聞の見出しになるようなことを、朝ご飯の支度をしている妻に投げかける。
(めんどくさい〜)
これは以前からずっと続いていることで、彼の中では情報提供、或いは会話作りのつもりなのかも知れないが、私にとっては苦行でしかない。
数字好きの理系男子のサガとでも言うべきか。
物事を数で捉えることが得意というか、数で捉えることで理解しているようで、ニュースを聞きながらいつも頭の中で電卓をはじいているような(暗算ね)顔(時に指も動く)をしている。
なので、数値をもとに会話したいのだろう。
しかし私は数字嫌いの文系女子。
数で物事を捉えるのは大の苦手。
以前は、質問攻めに備えて、新聞やニュースをこまめにチェックして、即座に答えられるように予習したりもしたけれど、もう、それにも疲れてきた〜
・・・で、今年私は反旗を翻した。
「あの〜、そういう質問、やめてもらえませんか?」
「物事を数で捉えることが苦手なので、とても苦痛なんです。」
「え?楽しくないの?」と夫。
「楽しくありません。」と私。
以来、クイズ責めは一時影を潜めたが、性分が変わることはないみたいね。
相変わらず同じ話、クイズ責めは続いているけど、黙って聞くことを止め、こちらが先手を打って続きを話したり、「分かりません」と回答拒否したりの応戦を繰り返す。
これが不満かと問われると、それほどでなく、まあ、こういう人なんだからと受け入れている。
向こうにも、私の至らなさを受け入れてもらっているだろうしね。
さて、前置きが長くなったけど、タイトルの「幸福度10点」が何かというと、ある高齢者対象アンケート(日常生活全般に渡る)に答えたときの点数。
「あなたの幸福度を10点満点で表すと何点になりますか?」という質問。
夫婦それぞれに回答するように依頼があったので、それぞれに回答しながらのこの質問。
私「幸福度、何点にした?私は10点にした」
夫「9点」
私「あら、そうなの?マイナス1点、なあに?」
ふふふ。
幸福度、10点をつけることができた私、良かったな。

先日一人で立ち寄ったカフェのロコモコ、美味しかったので、今度はデートに行きたい夫を誘ってランチすることにしましょう。

